−普段は揚げているのを「ばったり」と下げるから通称「ばったり床几」−
普段は揚げているのを「ばったり」と下げるから通称「ばったり床几」。なんだかユーモラスな響き。狭いスペースを有効活用する工夫のひとつで、かつてはあちこちの横丁で見られ、井戸端会議など庶民の社交場としての機能を持っていました。もともとは商品を売るための陳列棚で、その起源は室町時代にまで遡ります。
京町家 楽遊 仏光寺東町には、この他にも様々な京町家としての意匠が引き継がれています。そのような京町家の意匠をご紹介いたします。
館内設備
京町家 楽遊 仏光寺東町の入り口にかかるのは、染のオーダー専門店『四季彩』さんにお願いした暖簾です。暖簾をくぐってロビーに一歩入ると、目に入るのは壁一面に飾られた日本画。新進気鋭の画家・山羽春季氏の作品で、日本の花々と折々の京都の祭りを大胆な構図で描いた絵は見る者の心を浮き立たせるような楽しさに満ちています。ご滞在いただくだけでさまざまな京都の伝統や工芸に触れていただけるよう、内装や小物にもこだわりました。同時に快適にお過ごしいただけるよう、全室エアコンも完備。